ハーフ妻と帰国子女夫のワンダーラスト日記

ブータン生活、デュアルキャリアカップル、遠距離恋愛、別居婚、アイデンティティ、言語など

「俺、遠恋ムリだから」は信じちゃダメですよ

私と夫はつき合った直後から結婚まで、約3年に渡り遠距離恋愛でした。それも住み国が違う、国をまたいだ国際遠距離恋愛でした。3年におよぶ遠恋で気がついたことが色々あったので、今回はそれについて書いてみたいと思います。あ、遠恋を成功させるコツなどは一切出てきません。なぜなら私がたどり着いた結論は、遠恋にコツはない。あるのは「向き不向き」と「やる気」だけ」だからです。ここでは、小手先のテクニックではなく、もっと根本的なメンタリティについて書きます。

 

タイトルでも以下でも、相手は男性を想定して、「俺、恋愛ムリだから」と書きますが、例え相手が女性で「私、遠恋ムリだから」でも同じことですからね。それでは、そうぞ!

 

 

遠恋向き不向き

遠距離恋愛に向いている人、向いていない人というのが確実に存在します。どんな人が向いていて、どんな人が向いていないのか、考察してみたいと思います。

 

遠恋に向いている人

  • 一人の時間が好き
  • 趣味がたくさんある
  • 恋愛は最優先ではない

一言で言うと、「恋愛が人生の中で大きな割合を占めていない人」です。恋人と過ごすこともいいけれど、友人と遊んだり、自分の趣味や勉強の時間を楽しんだり出来る人、というのは遠恋に強いです。なぜなら恋愛に全集中していないので、恋人に会えない寂しさを分散させる先を色々と持っているからですね。

 

それに、恋愛が人生の中で大きな割合を占めていない人は、恋愛への関心が低い、そもそも好きな人を作ると言う事自体のハードルが高いことが多いです。恋愛スイッチが入りづらいので、浮気する機会も労力もあまりありません

 

では反対に、遠恋に向いていない人というのは、どういった人でしょう。

 

遠恋に向いていない人

  • 恋愛体質

この一言ですべてカバーされるのですが、もっと噛み砕くと以下のような人です。

  • 寂しがりや
  • 惚れっぽい
  • ストライクゾーンが広い
  • 今まで恋人が途切れたことがない(常に彼氏/彼女がいた)

常に恋人がいる人というのは、必ずしも「モテる人」ではありません。「自分から恋人を探しにいっている人」です。「探しにいく」というのは何も自分から相手にアプローチをするということではなく、相手からアプローチされたときに拒否せず隙を与えることも含まれます。例えば、恋愛体質でない人は、恋愛感情を抱いていない人から言い寄られてもOKしないところを、恋愛体質な人は「なしでなければOKする」ことが起こります。まさにストライクゾーンが広い、ということですね。

 そういう人が遠距離恋愛をするとどうなるのか、ずばり近場で別の人を見つけてしまいます。

 

やる気

上で向き不向きについて言及しましたが、もちろん、本来は恋愛体質だけれど遠距離恋愛が出来ている人、逆に一人でも平気なタイプだけれど遠恋で破局してしまう人もいます。それは何故なのか。それは次の要素が二人の関係を大きく左右するからです。

 

それこそが「やる気」。簡単に言うと、「遠距離の寂しさや煩わしさに耐えてまで、その相手とつき合っていく気があるのか」です。

 

遠恋は面倒です。心理的な面では、なかなか会えずに寂しくなったり、浮気を疑ったり、将来のことを不安になったりするでしょう。そして実用的な面でも、時間を合わせて連絡を取り合ったり(国際遠恋なら時差を考慮しないといけない)、お互い会いにいくためにお金だってたくさんかかります。

 

「通常近距離のときには発生しないであろう煩雑さや費用をかけてまで、その人とつき合いたいのか」

 

遠距離恋愛はカップルにとって残酷な試金石の役割を果たします。そもそも「遠恋するかどうか」で、二人の関係はふるいにかけられるのです。そのふるいを通らなかった場合は、別れの常套句「俺、遠恋ムリだから」という言葉とともに終了することになります。

 

この「俺、遠恋ムリだから」にはもう一つ言葉が隠れています。

正しくは「俺、あなたとは、遠恋ムリだから」なのです。

 

遠恋のコストをかけてまでつき合いたい相手ならば、人は遠距離など余裕で乗り越えるのです。

 

ですので同じ人間が、遠恋になることを理由にAさんを振ったけれど、その後に出会ったBさんとは遠恋になるにも関わらずつき合う、といったことが普通に発生します(経験者は語る)その現実に目を背けてはいけません…。

 

遠恋でダメになる関係は、近距離でもダメ

これが結論です。遠距離で別れるカップルは、遠距離にならずともダメになります。距離が離れるとわかって、二人の関係を見直し精査することで「この機会に別れよう」となったり、遠恋を始めたのはいいものの、離れてみることでふたりの関係の問題が浮き彫りになって「あれ、違うな。別れよう」と気づく時が早めに来るだけです。

 

残酷にも思えますが、逆に関係を精査するのに遠距離恋愛というのはかなり有効です。一旦遠恋を乗り越えたカップルの絆は強いので、絆を深める絶好の機会と前向きに捉えられれば、遠恋に対してもポジティブにいられるのではないでしょうか。