ハーフ妻と帰国子女夫のワンダーラスト日記

ブータン生活、デュアルキャリアカップル、遠距離恋愛、別居婚、アイデンティティ、言語など

とんとん、トンサとブムタン、たん

コロナ禍前は、ブータンでは毎年各地でお祭りが開催されていました。ブータンではお祭りを「ツェチュ」と呼び、毎年ゾン(※元要塞で、寺院かつ地方行政機関)で行われます。残念ながら去年今年はコロナのために軒並み中止となっていますが、今回は、コロナがまだ世界を襲う前に、私たちがツェチュに参加したときのお話をしようと思います。訪れたのは、トンサブムタンという県です。

 

 

トンサ

トンサ、ブムタンともにブータンの中部地区に位置します。ご覧の通り、トンサはブータンのど真ん中。

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去年の冬の様子。寒かった!けれど美しい!

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トンサ・ゾン

そして今回の目的、ツェチュの開催地はこちら!トンサ・ゾン!

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どーん!雰囲気あるー!荘厳という言葉がぴったり。

 

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引きで見るとその大きさと立派さが分かります。さすが、元要塞。

 

こちらのゾンでツェチュが行われます。宗教行事でもあるので、私たち外国人観光客が混ざって良いのだろうかと少し不安だったのですが、そんな心配は全くなく、最前列の特等席で写真撮影もしていいと言ってもらえました。ゾンの中は本来は撮影禁止なので、必ず現地の人に確認が必要です。

 

ツェチュ

様々な踊りが披露されたり、道化役の人が登場したりします。とにかく衣装がカラフルで美しく、踊りが映えます。

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迫力!我ながら良い写真!

 

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ポストカードにしたい一枚。

 

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ツェチュは地元の人がみんな楽しみにしている行事なので、見物人の数がすごいです。そりゃ今年は中止にするのが賢明な判断だよな、という感じ。

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ちなみに写っている人々が着ている服は正装ですが、日常生活も基本これなので(もちろんお祭りはその中でもスペシャルなものを着ていますが)、また別の記事で取り上げたいと思います。ブータンは、伝統衣装を国民全員が日常的に着ているとても稀な国でもあります。皆さんとっても着道楽。

 

上から鑑賞する人々。

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ねこも一緒に鑑賞中。

 

ゾンの周りでは出店や屋台が出ていて、まさに日本のお祭りと同じ感じです。そこで食べ物を食べたり、買い物をしたり、地元の人が各々楽しんでいました。
 

 

ブムタン

トンサの右隣の県がブムタンです。ど真ん中からは少し右にずれた感じですよね。

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名物のソバ

ここの名物は、ソバ。といっても日本のように長い麺にはせず、ぶちぶちっと千切れたような短い麺を炒め物にして食します。

 

といってかろうじて見つけたのが、ソバのパンケーキの写真のみ。すまん。

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燃える湖

ブムタンでも色々行ったのですが、ご紹介するのはこちら。Membartsho(メンバーツォ)と呼ばれる聖地です。

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「Membartsho(メンバーツォ)」とは、The Burning Lake(燃える湖)」という意味です。ここには、その名の由来となった伝説があります。ブータンを代表する高僧ペマ・リンパは、数世紀前にこの湖の底に隠されたとされる財宝を引き上げるため、ランプを持ってこの湖の淵に飛び込みました。そして財宝を手に湖から上がるのですが、その後もこの湖は明るく燃え続けたといわれています。

 

実際に淵を覗きましたが、一般人が飛び込んだらたぶん死にます。高僧の方以外はやめておきましょう。

 

聖地に行くまでにはカラフルなストゥーパ(仏塔)がたくさん。

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道中、牛と目が合いがち。

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こっちの牛はお店を訪問。

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 民泊

そして、トンサのツェチュとあわせて、この旅のもうひとつの目的は、ブムタンで民泊することでした!民宿を営んでる家、というわけではなく、本当にただ人が住んでいる民家に泊まらせてもらいました。地方の一般的なお家で、2階に居住スペースがあり、リビング兼ダイニングには定番のブカリ(薪ストーブ)がおいてあり、それを囲んでみんなでご飯もいただきました。

 

お家には2歳の女の子がいたのですが、とってもシャイで、私たちが一泊して帰るときになってやっと慣れて、笑ったりしてくれました。かわいかった〜!

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コロナの前は、こうした民泊も外国人観光客への目玉でした。しかしおそらく家を提供してくださる人々は、これで儲けたりはしていないと思われます…(最低限の経費くらいはもらっているのかもしれませんが)。

 

というのも、私たちが泊まらせていただいた家の方に、小額ながらお金を渡そうとしたところ、断固として拒否されてしまったのです。結局、「では、ラカン(寺院)への寄付にしてください」といって、やっと受け取ってもらえました。ブータンにはどのコミュニティにもラカン(寺院)があり、ここで近くのラカンを案内してもらっていました。家の人の言ったことは建前ではなく、本当に私たちが渡したお金は寄付に回ったのだと思います。結局、私たちからこの家庭に渡せたものは、日本から持っていったお土産の芋けんぴだけでした…(ただしちょっとおしゃれなやつですよ!)

ブータン人のメンタリティは、本当に現代社会は貴重なほど、欲がなく純朴だと感じます…。どうかこれが失われることなく次世代に残っていって欲しいなあとよそ者ながら思います。

 

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では、今回はこの辺で。ブムタンで出会った猫でさようなら!🐈