ハーフ妻と帰国子女夫のワンダーラスト日記

ブータン生活、デュアルキャリアカップル、遠距離恋愛、別居婚、アイデンティティ、言語など

ブータンで髪を切ってみた

女性が海外生活で困ること、そのひとつに挙げられるのが、「どこで髪を切るか」問題です。今日は、思い切ってブータンで髪を切ってみたので、そのことについて書いてみたいと思います。

 

 

どこで切るか

海外生活を送る邦人女性にとって、「どこで髪を切るか」は非常に悩ましい問題ですよね。一般的に、2通りの選択肢があります。

 

一時帰国の際に日本で切る

まず、現地の美容室には行かずに日本に帰国する際に切る、というパターン。私も今まではこれでした。理由は以下の通り。

 

  • コロナ禍以前ならば、半年に一度は気軽に日本に帰れていたから。
  • ロングヘアで、ショートヘアの人ほどメンテナンスが必要なかったから。

 

特に留学時代などはたった1年だったので、一度も髪を切らずに帰国するなんてことも。空港に迎えにきてくれた家族からは「山から下りてきたのか」と言われましたが。

 

現地で切る

もうひとつの選択肢としては当然、現地の美容室で切る、というのがあります。そしてこの中でも色々なパターンがあるので挙げてみます。

 

①日本人が経営する美容室に行く

邦人が多く暮らす国や街には大体、日本人の美容師さんがいます。ご存知の通り、日本人美容師の技術の高さとホスピタリティは世界的にも有名で人気です。なので一番理想なのは、現地で日本人美容師を見つけてお願いすることです。

 

②欧米人が経営する美容室に行く

これは欧米以外の国の場合ですが、邦人があまりいないアジアやアフリカの国で日本人美容師もいない場合、選択肢に入るのが「欧米系の人がやっている美容室に行く」です。特に途上国の場合は、現地のカット技術が不安だとつい、日本人の美的感覚にまだ近そうな、欧米人の美容師さんにお願いしようと考えたりします。日本人がいないところでも欧米人はいたりするので、日本人美容師を探すよりは簡単です。

 

③現地の人が経営する美容室に行く

そして最後はもちろん、「現地の人が普段利用している、完全ローカルな美容室に行く」です。最も簡単ですが、最もハードルが高い。なぜなら現地の美的感覚が私たち日本人のそれと同じなのか分からないからです。しかし、せっかくその国に住んでいるのだから挑戦したい、という人もいますよね。

 

 

この3つの選択肢のうち、今回私が選んだのは…「③現地の人が経営する美容室に行く」です!理由は簡単、ブータンには①も②もないから!日本人美容師も欧米人美容師もいないからです。シンプルでよろしい。

 

どこがいいかリサーチした結果、選んだのはこちらの美容室!リサーチ、といっても夫に聞いただけ。

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 「Druk Salon(ドュク・サロン」!「Druk」とはゾンカ語で「ドラゴン」。ドラゴンはブータンの国旗にも採用されている通り、ブータンを象徴する生き物です。

 

髪を切る様子をレポートする前に、切る前の私の髪の様子について少々。

 

髪を切る前

まずは基本情報です。

 

  • 黒髪、染めていない
  • ロング
  • ストレートヘアだけれど、日本でかけたパーマが若干残っている
  • ダメージヘア

 

 Beforeの写真をきちんと撮っていなかったのですが、切る前の髪はこんな様子でした。

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パーマが残っているのが分かりますよね。毛先もぱさついています。本当は、このまま伸ばしてヘアドネーションしたいと考えていました。その夢を打ち砕いたのは…ブータンの乾燥した空気と3週間の隔離生活!

↓こちらに書いた通りの過酷生活。 

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髪をいたわる余裕もなく、あっという間に枝毛が量産されたのでした。これはなにもブータンに限った話ではなく、基本ほとんどの国は日本より乾燥しているので、髪がパサパサになります。私は昔から海外出張に行くと髪が傷みます…。乾燥した空気に加えて、糊の効いたホテルのシーツや枕が髪に合わないのかもしれません。

 

とまあ、「とにかく傷んだ部分を切りたい」という想いで美容室のドアを叩きます。

 

いざ、断髪

カットとブロー

今回訪れたDruk Salonは女性専用サロン。私は特に予約もせず訪れて、受付の女性に「髪を切りたいです」と伝えました。 すると待ち時間0でカットの椅子に通されます。

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↑待合室の様子。きれいな感じです。

 

私のカットを担当してくれたのは若い女性です。ちなみに日本だと美容師さんたちは、お手本となるようなおしゃれな髪型をしていますが、こちらは特にそんなことはなく。服装もおしゃれな私服ではなく、全員決まったえんじ色のエプロンをしていました。

 

椅子に座ってケープを付けてもらい、まずはどんな感じにしたいか伝えます。私の場合は、10cmくらいの長さを示して「とにかく枝毛など傷んだところを切りたい」旨を伝えました。すると「Straight(まっすぐ)?」と聞かれます。特に段などはつけたくなかったので、「Yes」と答えます。

 

すると、シャンプーなどはなく、さっそくカット開始。日本の美容室と同じ感じで、霧吹きで濡らしながら切っていきます。はさみのチープさが若干気になりますが、美容師さんの切り方に関しては日本と同じで、ブロックに分けてピンで留めながら切っていく方法で信頼出来ます。後ろ、前後、とバランスを見ながら切っていきます。そしてものの10分程度でカット終了!スタイル自体は変えないので、短時間で終わりました。

 

ちなみに、前髪は切られませんでした。私は前髪がない髪型なのでそのまま残してもらった感じです。特に「切りますか?」とも聞かれなかったので、私からも「切ってください」とは言いませんでした。どうせ流してるし…。ちなみに私の現在の前髪は自分で切ったものなので、割とひどい有様ではあります…。

 

カットが終わると、そこからブローに入ります。これが丁寧だった!ほぼカットと同じだけの時間をかけてブローをしてくれます。ドライヤーをかけながら、カールするブラシを使って、丁寧に私の髪をふわっとさせていきます。毛先は内巻きでまとまるように。

 

約20分、カットとブローで全工程が終了です。

 

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私の切った髪の毛を片付ける美容師さん。ありがとう。

 

ちなみに私より先にいたお客さんは、私が終わってもまだ施術が続いてました。しかも3人掛かり…。ストレートアイロンなどを駆使していたので、おそらくヘアアレンジのオーダーだったのでしょう。

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↑といっても、ひとりはほぼ見学。

 

最後に、「ブータンで初めてのカットなので、記念に写真を撮って良いですか」とお願いすると、快くOKしてくれました。

 

お会計

施術が終わったあとは、お会計をして終わりです。値段を知らずに切ったのですが、そのお値段…

 

なんと…

 

200ニュルタム!

 

日本円にしておよそ300円!!

 

安いー!1000円カットならぬ、300円カットです。人生で最も安いヘアカットでした。

 

髪を切った結果

ではいよいよ、仕上がりです。

 

300円カットの実力いかに…

 

どきどき…

 

 

じゃーん!

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まとまったーーー!!!いかがでしょう?カットのおかげか、ブローのおかげか、もしくはその両方か、とってもまとまりました。手触りも良い感じです。

 

では改めまして、比較してみましょう。

 

Before

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After

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いかがでしょう?

 

私としては、結果、大大大満足!!星3つ!!!

 

値段の安さもそうですが、技術も私の単純な髪型には申し分なしでした。

 

ブータンの美容室のいいところ

実際にローカルの美容室に行ってみて、「思ったよりハードル低が低い。行って良かった!」と思いました。日本人にとってブータンの美容室が行きやすいのは、以下のような理由かと思います。

 

日本人とブータン人の髪質はほぼ一緒

ブータンで髪を切ることのハードルの低さのひとつに、「基本的にブータン人女性の髪質と日本人女性の髪質は同じ」ということがあります。同じアジア人の髪の毛なので、現地の人と同じ扱いでOKということですね。欧米やアフリカの美容室に行って、美容師さんがアジア人の髪の毛に慣れていないので、変な髪型にされた…というのはよく聞くお話です。その点ブータンを始めアジアは、そういった心配がないのでハードルが低いですね。

 

ちなみに私は、ストレートのロングという、ブータン女性でもよく見る髪型で、比較的失敗のリスクが低い髪型でした。しかしブータン女性でも、マニッシュでかっこいいショートヘアの人もちらほらいて、東京にそうなおしゃれな髪型の人も見かけるので、そうした髪型にも対応出来る美容室がまちがいなく、ここ首都ティンプーにはあるということですね。

 

英語が通じる

次にブータンの美容室の助かる点は、「ブータン人は大体みんな英語が話せる」ということです。小学校から学校教育が英語なので、皆ペラペラです。訛りも全然キツくありません。インドがすぐ近くなのに…。個人的には、アジアの中で最も英語が話せる国なのでは?と思います(本当に辺鄙な田舎に行くと、英語話す人が少なくなるそうですが)。

 

ヘアカットは美容師さんとの意思疎通が重要なので、言語のバリアがないというのはとても大切ですよね。

 

最後に

いかがでしたでしょうか?ブータンで初めてのヘアカットのレポートでした。日本の美容室は世界最高だと思いますが、こうしてローカルのお店に挑戦するとまた違う発見もあって良いですね

 

ちなみに今回は女性を想定して書きましたが、男性だとどうなるのか…。夫がもう何度もローカルのお店で切っていますが、ずばり「ブータンヘア」にされます。笑

 

どうオーダーしても、なぜかローカルのブータン人っぽい髪型になるのです…。前髪が短めで揃っていると言いますか…。ご興味のある方いれば、次は男性編を記事にしたいと思います。笑

 

おまけ

枝毛も大分なくなって、改めてヘアドネーションに向けて、またきれいに髪を伸ばしていきたいと思っています。そこで発見したのがこれ。


www.youtube.com

 

たまたまYoutubeで知ったのですが、「flax seeds(アマニ)」という種から作るジェルが髪にとってもいいらしいのです。日本でも「アマニ油」って聞いたことありますよね?どうやら中南米で特にポピュラーな種のようなのですが、ブータンでも見つけました!

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せっかく傷んでいるところがなくなった状態の髪なので、これを使ってパックをしてみたいと思います。その成果についてはまたご報告したいと思います。お楽しみに!